tapiemonのブログ

格ゲー好きな生物系の理系博士課程の者です。

理系大学院博士課程の独り言

修士課程、博士課程に進む必要はある?

 理系の博士課程ですというと聞こえはいいだろう。しかしながら現実は全くそうでない。聞く人が聞けばニートよりたちが悪いかもしれない。今回はそんな理系の院についてぼやいていく日記のようなものだと思ってみてくれれば幸いだ。

 

そもそも行く必要があるかという問いには

結論から言うと人によりけり笑

 

行くデメリット

➡・より専門的になり社会で役に立たないことを学ぶ機会が多い

 ・学費も安くはない

 

行くメリット

➡・社会人と比較して時間がある

 ・なんだかんだ深く勉強するとなんでも面白くなってくる

 

 自分は国立の修士課程に進学し、今は博士課程の1年目になるが国立だと修士課程に気軽に進学する人が多くて不思議に思う。早く働いて金を稼げばいいのに修士課程にきてやりたくもない実験をしているからだ。生物系の大学院は朝から晩まで研究室に張り付いていることが多い。現に自分は今ラボでブログを書いている(24時39分)。自分はなんだかんだ言って研究の仕事が好きだから続けられているが、苦手な人間からしたら地獄だろう。社会人で働いているときは金をもらって地獄にいるのに、学生で金を払って地獄にいるのはさぞ大変だろう。

 

 しかし院に進んで悪いことだけではない、研究の時間やお金がかかるといっても学生であることには変わりないため、学生同士の交流や大学での自由な時間は大切だと感じる。社会人になってからはなかなかできないサークル活動や学生同士のコミュニティは今でも学生の特権だ。さらに研究室に入り浸ることになるため意味のない授業や講義はほとんどなくなる。研究室にもよるが、データさえしっかり出していれば自分で休みを作ることもできる。結局のところお金があっても使う時間がなければ何の意味もない。そんなことを思うと、自由な学生の方が幸せかもしれないと自分は思う。

 

 今日は論文の執筆があまりにも進まないためブログを始めることにした。また理系の大学院でのお金の話(奨学金制度)、生活(院生の日常)について生の声を書いていきたい。こんな生活を送ることが苦痛に感じる人も少なくないと思うが自分はなんだかんだこの厳しい状態を気に入っている。のらりくらり生活したい人は是非修士課程、博士課程へどうぞ。